外交官黒田康作
[第2話]
01/20放送

サンフランシスコで自殺したはずの霜村(香川照之)を調査のために黒田(織田裕二)日本に帰国する。日本では、霜村は、殺人事件の容疑者になっていた。黒田の調査には、霜村の遺体を発見した利香子(柴咲コウ)が同行することに決まる。

まず黒田は、最近日本に入国したアジア人や日系人のリストを調べる。すると“ロベルト・イシイ”という男が浮かび上がった。さらにその男が霜村そっくりだということも判明する。

黒田は利香子に、霜村の娘・瑠衣(夏帆)の様子をみてほしいと頼む。利香子は瑠衣の通う高校に行くが、瑠衣は休みで会えなかった。しかし、霜村の遺体の第一発見者・君島(西島隆弘)と会い、話を聞くことができた。

その頃、黒田はメキシコ大使館のエルナンド(ダリオ)に、交換条件を持ち出し、情報提供をしてくれるよう交渉していた。

利香子は学校を休んだ瑠衣に会いに、彼女の自宅を訪ねていた。瑠衣は、アメリカからの帰国後、何回か何者かにつけられていると言うのだ。きょうも何者かに付けられていたので学校を休んだという。

瑠衣は「霜村が本当に死んでいるのか」と利香子に尋ねた。じつは瑠衣の跡をつけてくる男が霜村と似ていると言うのだ。利香子が黒田にそのことを尋ねると、黒田は霜村がロベルト・イシイという日系人になりすまし、日本に帰国している事を告げた。

しかし霜村の潜伏場所がわからない。そんなある日、警視庁のシステムに、エルナンドと霜村が記録されていたのだ!

事実を確認するため、霜村と利香子はメキシコ大使館へ出かける。その日、大使館ではパーティが催されていた。そこで利香子は霜村を発見するが、霜村に“立ち入り禁止エリア”に逃げられてしまう。

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キャスト
黒田康作 / 織田裕二(おだゆうじ)
外交官。邦人テロ対策室所属。
一等書記官など仮の姿で各国の領事館を渡り歩く。
卓越した判断能力・行動力の持ち主だが、事なかれ主義を常とする役人たちに対して
実際的・かつ万全な体勢を望む言動を取るため、どの国の領事館でも煙たがられる。
大垣利香子 / 柴咲コウ(しばさきこう)
佃警察署・刑事課所属の刑事。
子供の頃から地図を見るのが好きだったこともあり、趣味は銭湯を経営する両親と全国の湯めぐりをすること。
自分に自信がなくドジで少し変り種の刑事。
「地図力博士」と呼ばれるほど作る捜査地図は精密だが、半人前でなかなか捜査に参加させてもらえない。
一連の事件の発端となる殺人事件が佃署所轄内で起きたことから、黒田を手伝うことになる。

霜村瑠衣 / 夏帆(かほ)
高校生。霜村毅と倫世の娘。必要以上に他人に心を開かない。
十一年前のメキシコで起きた事件に巻き込まれた母親の死後、
外務省を辞してNPO団体「ボーダレス・エイド」を立ち上げた父親と二人で暮らしている。
しかし仕事にばかり打ち込む父とはここ数年、親子らしい会話もない。
西園寺守 / 田中圭(たなかけい)
外務省職員。中南米局中米カリブ課・メキシコ室に所属しておりスペイン語が流暢。
入省して間もないが優秀なため大きな仕事をよく任される。
事なかれ主義の官僚たちの姿を見て、黒田と接する中でいつしか「官僚の在り方」や「国益の定義」に疑問を持つようになる。
ジョン / イ・ビョンホン(いびょんほん)
黒田の旧友。サンフランシスコで再会する。
様々な情報を持っている謎の男で、黒田の重要な情報源。
霜村毅 / 香川照之(かがわてるゆき)
NPO団体『ボーダレス・エイド』主宰者。かつて黒田と共にメキシコで勤務していた元外交官。
メキシコでも精力的に活動していたが、自国民の診療しかできない外交官であることをカセと感じ始め勤務後に外務省を辞した。
現在はNPO団体と共に、世界各地の紛争地帯で医療行為を行っている。

活動の一環でサンフランシスコを訪れ、黒田と再会する。
妻を亡くしているため、家族は日本で暮らす娘の瑠衣一人。

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