外交官黒田康作
[第10話]
03/17放送

今回のアトロン訴訟に関わる事件は霜村(香川照之)と悠木(萩原聖人)が射殺されたこと、藍子(片瀬那奈)が逮捕されたことで終止符を打とうとしていた。政府は2人の死と1人の逮捕が、アトロンに対する“怒りのテロ”と片付けようとしたのだ。しかし黒田(織田裕二)は納得できない。それでは真相が公になっていないからだ。

そんなある日、鴨下(大倉孝二)から連絡が入る。鴨下は、11年前の大使館立てこもり事件で犠牲になった霜村の妻の検死調書について真相を伝えたのだ。鴨下と西園(田中圭)は真相究明のために黒田に強力を申し出る。

黒田はジョン(イ・ビョンホン)からの情報で、大使館立てこもり事件の真実を知る。

黒田は観上外務副大臣(草刈民代)や新居田(田中哲司)、利香子(柴咲コウ)の協力を得て国連子供フォーラムの会場に乗り込み、席上で斉藤外務大臣(近藤正臣)を問い詰めた。外務大臣は黒田の妻が犠牲になった11年前の大使館立てこもり事件やアトロン訴訟の件、外務大臣の政治腐敗などについての真相を語らせる。

こうして事件の真相は公になり、黒田は次の任務のために出国していくのだった。

03/17 第10話


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キャスト
黒田康作 / 織田裕二(おだゆうじ)
外交官。邦人テロ対策室所属。
一等書記官など仮の姿で各国の領事館を渡り歩く。
卓越した判断能力・行動力の持ち主だが、事なかれ主義を常とする役人たちに対して
実際的・かつ万全な体勢を望む言動を取るため、どの国の領事館でも煙たがられる。
大垣利香子 / 柴咲コウ(しばさきこう)
佃警察署・刑事課所属の刑事。
子供の頃から地図を見るのが好きだったこともあり、趣味は銭湯を経営する両親と全国の湯めぐりをすること。
自分に自信がなくドジで少し変り種の刑事。
「地図力博士」と呼ばれるほど作る捜査地図は精密だが、半人前でなかなか捜査に参加させてもらえない。
一連の事件の発端となる殺人事件が佃署所轄内で起きたことから、黒田を手伝うことになる。

霜村瑠衣 / 夏帆(かほ)
高校生。霜村毅と倫世の娘。必要以上に他人に心を開かない。
十一年前のメキシコで起きた事件に巻き込まれた母親の死後、
外務省を辞してNPO団体「ボーダレス・エイド」を立ち上げた父親と二人で暮らしている。
しかし仕事にばかり打ち込む父とはここ数年、親子らしい会話もない。
西園寺守 / 田中圭(たなかけい)
外務省職員。中南米局中米カリブ課・メキシコ室に所属しておりスペイン語が流暢。
入省して間もないが優秀なため大きな仕事をよく任される。
事なかれ主義の官僚たちの姿を見て、黒田と接する中でいつしか「官僚の在り方」や「国益の定義」に疑問を持つようになる。
ジョン / イ・ビョンホン(いびょんほん)
黒田の旧友。サンフランシスコで再会する。
様々な情報を持っている謎の男で、黒田の重要な情報源。
霜村毅 / 香川照之(かがわてるゆき)
NPO団体『ボーダレス・エイド』主宰者。かつて黒田と共にメキシコで勤務していた元外交官。
メキシコでも精力的に活動していたが、自国民の診療しかできない外交官であることをカセと感じ始め勤務後に外務省を辞した。
現在はNPO団体と共に、世界各地の紛争地帯で医療行為を行っている。

活動の一環でサンフランシスコを訪れ、黒田と再会する。
妻を亡くしているため、家族は日本で暮らす娘の瑠衣一人。

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