特急田中3号
[第8話]
一郎(田中聖)が照美(栗山千明)を家まで送った日、三島(高橋一生)が照美の家の前にいた。とりあえず三島と2人で話した一郎は、三島に「照美ともう一度よりを戻したい」と言われ動揺する。なんとしても、三島と照美がよりを戻す前に照美に告白して彼氏になりたい。三島から「土曜日に会いたい」と言われ、仕事を理由に断るもののやはり照美の心は揺れていた。さらに一郎からは「土曜日に江ノ電ツアー」に誘われる始末。桃山(秋山竜次)たちは行けないから2人きりだけど、絶対一緒に行って欲しいと思い切って言ってみる。照美はちょっと考えて、「いいよ」と承諾した。その返事に浮かれる一郎。06/01放送
一方、次郎(木村了)が野球で活躍し、新聞にまで載って家中で喜んでいたまさにその日、警察から次郎が補導されたとの連絡が…。酔っぱらいに絡まれケンカに巻き込まれただけだったが、次郎は野球部の退部や夏の大会出場に影響が出ることを不安に思っていた。
その頃、理子(平岩紙)も花形とうまくいっていなかった。花形(塚本高史) は、ヤケになって入った鉄道ピンクサロンなる店で、旅行代理店を営む鉄道好きの島岡(中川家礼二)と偶然知り合い。翌日、彼の会社を訪れた花形は話が弾み、島岡から一緒に働かないかと誘われる。小さな会社だけど自分のやりたいことを追えるということに魅力を感じる花形。少しだけ花形にも明かりが差し込んできたのであった。
一方桃山も弟のやり方に我慢ができず、親の会社から離れ別の会社に就職することを決める。早速就職活動を始め、旅行会社をまわると結構すんなり事が運び、就職できそうな手応え。しかしこれは桃山本人に魅力を感じているわけではなく、大手ホテルチェーンの息子だから採用して損はないだろうという考えから来るものだった。
ある日、次郎が野球部の連中に責められているのを目撃した桃山は急いで一郎に連絡。次郎の心配していた通り、例の事件が原因で野球部の大会出場辞退が決まったのだ。それで部員たちからボコボコにされる次郎。一郎が止めに入ると、次郎はみんなから責められて当然だと言う。一郎は、部員たちの気が済まないなら自分も一緒に殴るよう言う。土下座してみんなに謝る次郎だが「もういいよ、キャプテン」と言って部員は立ち去っていった。想像していた通りの結果となり弱気になる次郎。そんな次郎に、一郎は兄らしく弟を励ますのであった。しかしこの日は江ノ電ツアーの日。この一件で、すっかり江ノ電に乗り遅れてしまった一郎。事情を知らない照美は怒って「もういい、1人のほうがいい」と言って電話を切ってしまう。あきらめそうになっている一郎に、桃山たちはいつの日かのようにテツの知識を活かし照美に追いつく方法を教えてくれた。走りに走り、照美が乗っている湘南モノレールに追いついた。喜ぶ一郎だがその瞬間、照美の前に三島が現れた。
三島はやり直したいと思っていることを告げ、その言葉に照美は迷いながらも、三島と一緒に乗って行ってしまった。呼び止めずその姿を見送る一郎。 照美が自分の意志で乗ったという事実に動揺を感じると共に、落ち込んでいたのであった。
その頃、一郎に協力し充実した気持ちでいっぱいの桃山にも大事件が…。なんと桃山の父が役員会で解任が決定されてしまう。そうなると桃山の就職話も雲行きが怪しくなり…。
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キャスト
田中一郎 / 田中聖(KAT-TUN)東京産業流通大学一年生。予定日より2ヶ月・・・
目黒照美 / 栗山千明(くりやまちあき)
ファッションアパレル事業部・派遣社員で、・・・
桃山誠志 / 秋山竜次(あきやまりゅうじ)
四浪した挙句入学した商学部6年生で、鉄道・・・
花形圭 / 塚本高史(つかもとたかし)
4年生で鉄道研究会の会員。時間にうるさく・・・
渋谷琴音 / 加藤ローサ(かとうろーさ)
派遣社員。実家は鹿児島で、単純に都会暮ら・・・
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