斎藤佑樹､日本ハム｢いくよ｣鹿児島テレビが斎藤の意思を無断スクープ!!

50年ぶりの優勝決定戦となった､3日の東京六大学野球･早慶戦｡
先日のドラフト会議で日本ハムに1位指名された斎藤佑樹投手(早大)が先発することもあり､神宮球場には36000人もの大観衆が集まった｡

斎藤は八回1死までノーヒットピッチングを見せ､4季ぶりとなる優勝に貢献｡
早大100代目主将という重圧と戦いながらチームを引っ張ってきた男は､苦楽を共にした仲間達の手で3度宙を舞った｡

その後行われた優勝インタビューで､
｢最後に1つだけ言わせて下さい｣(ニッカンスポーツより)
と切り出した斎藤｡

｢本当にいろいろな人から斎藤は何か持っていると言われてきました｡今日何を持っているか確信しました｣(同)

観客を盛り上げるように､一拍おいた斎藤は､
｢それは仲間です｡こうやってチャンスを回してくれた仲間｡応援してくれた仲間｡慶応大学というライバルがいて､ここまで成長させてくれたと思います｣(同)
と晴れやかな表情で語り､この日一番の歓声を浴びた｡

プロ顔負けのインタビューを見せた斎藤だが､ある発言が話題を集めている｡

早大はドラフト当日の会見を早慶戦に備えるためとの理由から中止｡
斎藤の第一声を報じようとしていたマスコミ関係者は大いに落胆したことだろう｡

しかし､フジテレビ系列のKTS鹿児島テレビが10月29日に放送したニュース番組『KTSスーパーニュース』では､ドラフト当日の斎藤の様子を放送｡
鹿児島工高出身で日本ハムからドラフト4位で指名された榎下陽大投手(九産大)が､斎藤にプライベートで電話した場面をカメラで映し､榎下の
｢どうするの?いくの?いく?｣
という質問に､斎藤が
｢うん｡いく｡いくよ｣
などと答えた様子を､斎藤の許可なしにスクープしていた｡

現在まで斎藤や早大側から抗議は届いていないというが､今後､放送倫理を厳しく問われることになるだろう｡

その人気ゆえ､発言のひとつひとつが大きな注目を集める斎藤｡
"ネタバレ"した感は否めないが､近く"正式"な意思表明の場で斎藤が何を語るのか注目だ｡

(2010年11月4日)

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