杉浦太陽､笑顔の裏に暴力団からの嫌がらせ! 執拗な電話､街宣車での誹謗中傷･･･

8月末､俳優･杉浦太陽(すぎうらたいよう=30)の所属事務所『スカイコーポレーション』に山口組系組員･高下史司被告が押しかけ､｢杉浦太陽の父親に会わせろ!居場所を教えろ!｣などと要求し､ガラス戸を破壊して現行犯逮捕されるという事件が発生した｡

この事件により､杉浦の父･杉浦三六氏(すぎうらさんろく)と暴力団関係者の間に金銭トラブルがあったことが発覚｡
島田紳助(しまだしんすけ=55)が暴力団関係者との交際を理由に引退した後だっただけに､ファンは大きな衝撃を受けた｡

事件から約1ヶ月半が経過した今月18日､高下被告の初公判が東京地裁で開かれた｡
果たして､法廷では何が語られたのだろうか｡
『産経ニュース』が報じている｡

検察側の冒頭陳述によると､杉浦の父は高下被告が出入りしていた暴力団の組長から金を借りていたとのこと｡
同被告は金を取り立てようと､2009年10月以降､杉浦の所属事務所に対し､電話や手紙で父親の居場所を教えるよう要求していたという｡

事務所が要求に応じなかったため､高下被告の行為は次第にエスカレート｡
電話での要求は1日に14～15回､昨年5月ごろからは事務所前に街宣車をつけ､杉浦に対する誹謗中傷を繰り返したという｡

杉浦の父･三六氏はプロ野球･南海ホークスの元選手｡
一軍登録がないまま退団した後､不動産ブローカーや広告代理店業務など職を転々とし､杉浦の母とは20年以上前に離婚している｡
それ以来､家族とは絶縁状態にあり､杉浦は事件後に出席したイベントで､
｢トラブルに巻き込まれたのは親父なんで･･･｣
と無関係であることを強調していた｡

この日の公判で検察側は､事件に関与していないはずの杉浦を標的とした嫌がらせについて追求｡
法廷では以下のようなやり取りが行われたという｡

検察官｢なぜ事務所に連絡を続けたんですか｣
被告｢『プロダクションで必ず連絡がとれる』と､父親本人が言ったんです｣

検察官｢タレントは関係ないですよね｣(※検察官は事件と関係のない杉浦をタレントと呼んだ)
被告｢親子でしょ｣
検察官｢親子だからどうだというんですか｣
被告｢太陽くんに金の請求はしていない｡『父親に会わせろ』と要求しただけだ｡支払いの立て替えを要求したとか､事務所は嘘ばかり言っている｣(引用:産経ニュース)

双方の主張は平行線のまま､検察側は懲役1年を求刑｡
弁護側は｢犯行自体は反省している｣として執行猶予付き判決を求めている｡

思わぬ形で明らかになった暴力団による杉浦への野蛮な行為｡
注目は判決は今月26日に下される｡(伊原)