安室奈美恵がツイッターを開設しないワケ! ファンとの交流はライブで十分!?

気軽に情報を発信･共有できるサービスとして利用者が急増しているツイッター｡
芸能人にも利用者が多く､近況を報告したり､寄せられた質問に答えたりと､ファンとの交流の場として活用されている｡

しかし､断固としてツイッターを開設しない芸能人もいる｡
6月にリリースした最新アルバム『Uncontrolled』がオリコン3週連続1位を記録した歌手･安室奈美恵(あむろなみえ=34)もその一人だ｡

同アルバムで､90年代､00年代に続く3年代連続でのオリジナルアルバムの首位獲得という快挙を成し遂げた安室｡
長年活躍しているだけにファン層も幅広く､ツイッター開設を望む声は多い｡

しかし､彼女がファンとの交流の場と考えているのはライブ会場のみ｡
頑なにツイッターやブログを開設しない理由を､彼女はモード誌『Numero』最新号でこう明かしている｡

｢自分の考えやしたいこと､していきたいことがブレてしまうし､そうなると中途半端なものしか作れなくなってしまう｡
ブレないほうが自分らしく作ったものを提供できる気がする｣(引用:Numero)

安室のブレない生き方はこれまでの音楽活動にも現れている｡
彼女が本格的にブレイクしたのは､小室哲哉(こむろてつや=53)をプロデューサーに迎えた1995年頃｡
それ以降､"小室ファミリー"の中心として『Chase the Chance』や『CAN YOU CELEBRATE?』などの次々と大ヒットを飛ばした｡
しかし2001年､彼女は自身が望む音楽性を追求するため小室の下を離れ､本格的なR&B･HIP HOP路線にシフト｡
CDの売上げは減少し､周囲からは､
｢安室ちゃんはもう終わったね｣
という声も聞こえてきたというが､こうした逆境が彼女の原動力になったという｡

そして､自らの信念を曲げずに活動してきた彼女がたどり着いたのは､
｢見てる人を納得させるような､説得力のあるパフォーマンスを見せる｣(引用:女性セブン)
というアーティストの原点｡
ツイッターやブログで安易にファンとの距離を縮めることなく､質の高いパフォーマンスのみを追求してきた｡
その後の彼女の復活劇はご存知の通り｡
11月からスタートする自身初となる全国5大ドームツアーは､追加公演も含めすべて即日完売となった｡

今年9月に35歳を迎えるが､現状に満足することなく進化を続けている安室｡
彼女はこれからもこだわりのライブでファンを魅了し続けていくことだろう｡(伊原)