河本準一キャスティング候補から外される! 値段のつかないタレントへ…

今年5月に世間を騒がせた､お笑いコンビ次長課長･河本準一(こうもとじゅんいち=37)の親族による生活保護費不正受給騒動｡
その後同じ吉本興業に所属するキングコング･梶原雄太(かじわらゆうた=32)の母親も､同じく生活保護費を余分に受給していた疑いが持たれ､同社は全所属タレントに聞き込み調査をする事態となった｡

一時より大分ほとぼりが冷めたように思える同騒動｡
しかしあれ以来､河本の姿をメディアで見かける機会は明らかに減っている｡
各テレビ局はもはや彼を起用することを考えてもいない状態で､業界で作成される｢タレントギャラ一覧｣からも名前が消されたのだとか｡
『アサヒ芸能』が報じている｡

｢何かグレーな感じのままなのが問題だと思う｡会見を開いて謝罪したといっても､その直前にブログで不正受給報道を非難していたのもマイナス｡業界に力を持つ吉本興業の所属でなければ､とっくに消えているでしょう｡
もともと､冠番組を持てるレベルでもなく､いわゆるひな壇芸人｡イジってもらってナンボだから､周囲が絡みたくない空気だと厳しいですよね｡
以前にもましてコンプライアンスを気にする時代だから､ああいった問題を起こしたタレントにはアレルギー反応を起こすんですよ｣(民放局バラエティ番組制作スタッフ:アサヒ芸能)

河本は『女性セブン』等による疑惑報道を受け､自身のツイッターのプロフィールを攻撃的な文章に変えるなどして非難を浴びた｡
その後涙ながらに謝罪したものの､発言はどこか言い訳じみていた感が否めない｡
8月には不正に受給したと思われる生活保護費の一部､850万円を返金したと報じられたが､信用を回復するには至っていないのが現状だ｡

過去に芸能界にあった類似ケースとしては､2003年に発覚した女優･江角マキコ(えすみまきこ=45)による年金未納問題がある｡
当時江角は､出演していたCMを降板させられるなどの処分を受けた｡
金銭問題でイメージが大きくダウンした点は河本と共通するが､河本の場合､江角よりもそのダメージは大きいという｡

｢かつての江角マキコの年金未納問題だって､イメージ回復までに数年はかかった｡
でも､河本は未納と違って不正｡公金横領的なイメージがついており､傷は深い｡
スポンサーは今､テレビ局には『河本のキャスティングはNGでお願いしますよ』と言いますからね｣(広告代理店スタッフ:同)

キャスティングの候補から外されてしまったという河本｡
タレントに出演をオファーする際に広告代理店およびテレビ局が参考にする｢ゴールデン&プライムタイムのタレントギャラ一覧｣にも､河本の名前はもはや載っていない｡

｢本来､河本はピンでの出演料が120万円だった｡
それがCM降板を皮切りに､レギュラーだった『人志松本のすべらない話』からも外れ､どんどん仕事が減っていった｡今や値段がつかないタレントです｡
重大なスキャンダルを起こすと『いったん白紙に戻しましょう』と､ゼロから始めるのはよくある話ですから｣(前出･制作スタッフ:同)

同様に梶原も11年間続いたレギュラー番組『はねるのトびら』(フジテレビ系)の打ち切りが決まるなど､仕事が着実に減っている模様｡
視聴者にも｢もう出てくるな｣と言われているだけに､復帰への道は厳しそうだ｡(高橋)