GACKT 逮捕か!? 義援金詐欺､友人の謎の死など黒い疑惑が次々と…

先日自宅に東京国税局査察部(通称:マルサ)による強制捜査が入っていたことが報じられたミュージシャンで俳優のGACKT(がくと=39)｡
不透明だった大金の入手経路として疑われていた義援金詐欺について､『週刊文春』が真相に迫っている｡

GACKTは昨年の東日本大震災直後､藤原紀香(ふじわらのりか=41)ら複数の著名人の賛同を得て｢SHOW YOUR HEART｣基金を設立｡
募金は当初ゲームサイト｢ハンゲーム｣を運営する韓国資本の企業｢NHN Japan｣の口座で集められたため､協力者たちの不信感を不必要に煽っていた｡
結局､後に専用口座が開設されたことで事態は沈静化｡
銀行口座には計2億818万1735円の募金が集まり､その全額を日本赤十字社に寄付したことをGACKTが発表した｡

しかし不透明なのは､銀行振込による募金と平行して全国130ヶ所で集められていた街頭募金の使い道だ｡
GACKTはこの街頭募金において2523万4490円を集めたと発表したが､実際に集まった額はそれより遥かに多かったはずだという証言が出ている｡

｢おかしいですね｡ガクトの芸能活動の包括マネジメント契約をしている『ゴーディーエンターテイメント』の長谷川裕社長の実家が名古屋にあり､震災後にガクト本人も含めてそこに集結し､義援金集めの相談をしたんですよ｡
そこに集結した長谷川社長の側近から『(銀行振込みと街頭募金)全部合わせて4億集まった｣とはっきり聞きました｣(引用:週刊文春)

こう話すのは､長谷川社長が事実上のオーナーを務め､その側近が取締役を務めるというS社役員の一人｡
また人口の少ないある地方都市で街頭募金に協力したボランティアの責任者も､集めた額について証言を残している｡

｢田舎なんで人は少ないですけど､30万円以上は集まりました｡東京や大阪､名古屋などの大都市では､数百万単位で集まったんじゃないですか｣(同)

仮にすべての都市で30万円を集めていたとして計算すると､30万×130箇所=3900万円｡
これだけで､発表された2523万円をゆうに超えてしまう｡
加えて大都市で集めた額を考えれば､あまりにも2523万円はあまりに少ない数字ではなかろうか｡

義援金関連でGACKTがここまで疑われるのは､"前科"があるからだ｡
彼は2007年の新潟県中越沖地震の際､オリジナルのグッズを制作し､その収益を新潟県に寄付するとしてファンにグッズ購入を促した｡
グッズは1個1万円だったが､最終的に新潟県に寄付されたのは200万円｡

｢売り上げは1億円近くはあったと聞いています｡仕入れ値を差し引いても粗利は半分くらいはあるでしょう｡これじゃ詐欺と一緒ですよ｣(GACKTの知人:同)

その後ゴーディー社の幹部は､
｢売り上げは約3000万円で､収益の一部は内部留保に回しました｡ただ､最初から収益全部を寄付するとはしていなかった｡チャリティをネタにカネを稼ぐつもりはありませんでしたが､今思えば説明不十分だった｣(同)
と苦し紛れに事情を説明｡
しかし売上が3000万程度だったにしても､寄付したのが200万では本末転倒にも程がある｡
ファンの善意を利用して金儲けをしたと思われても仕方がないであろう｡

ミステリアスでゴージャスなイメージを売りにしてきたGACKT｡
しかしその本当の彼は昔から金儲けに必死で､大学時代には既にネットワークビジネスで多額の借金を作っていたという｡
さらに共に投資するパートナーであった友人･Tさんに2億の借金を押し付けていた､という話もある｡
TさんとGACKTは同い年で古くから二人で株などに手を出していたが､借金を背負わされたTさんはその後不審な死を遂げていた｡

｢車の中で練炭自殺したんです｡Tは牛丼屋の領収証までとっておく細かいタイプなのに､練炭の領収証もなかった｡遺書もないし､死ぬ前日に会った彼女にも悩みを相談していなかった｡
Tは片親で母親思いでしたから､その母を残して自殺するほどの理由もない｡ガクトに背負わされていた借金の返済も､一番苦しい時期は乗り越えていたから､不審な点ばかりです｡
それなのに､ガクトは葬式にも来ていませんでした｡今思い出しても涙が出ますよ｣(Tの友人:同)

次から次へと噴出する黒い疑惑を前に､GACKTはどう立ち回るつもりなのか｡
マルサの出方によっては逮捕もありうると噂されるだけに､今後の動向が気になるところだ｡(高橋)