六本木･FLOWER､金属バット殺人事件で関東連合OBに逮捕状! 過去の事件との関係も!

今年9月に東京･六本木のクラブ｢FLOWER｣で飲食店経営の藤本亮介さんが､金属バットを持った集団に殴られて殺害された事件に､関東連合が関わっていることが分かった｡

警視庁捜査1課は今回､店の近くで凶器を持って集まった疑いで6日､10代後半～30代の関東連合OB15人の逮捕状を取った｡
関東連合は東京都内を中心としたギャングで､現在は解散したことになっている｡
捜査関係者によると､数人は事件後にハワイなどの国外に逃亡しており､所在が確認できた男から順次､事情聴取していく方針だという｡

男らは9月2日午前3時40分ごろ､店前の路上で金属バットを持って集合し､裏口から店内へ入った疑いが持たれている｡
事件後､2台の車に乗って現場から逃走｡
このうち1台は､関東連合のOBが役員を務める会社名義だった｡
関係者は､｢(事件当時)車は人に貸していた｣と説明しているが､同課は殺人容疑で会社を家宅捜索した｡

金属バットで襲撃する手口は､関東連合が過去に起こした事件と共通するため､関東連合を担当する組織犯罪対策特別捜査隊も今回の捜査に協力しているという｡

関東連合が関係している過去の事件とは､2008年3月に起きた殺人事件の線が濃厚｡
同年3月､東京都西新宿5丁目の路地で､韓国食材の輸入商社に勤務する金村剛弘さんが複数の男らに襲われ死亡した｡
帰宅したところを襲撃され､300m以上も執拗に追いかけられたという｡
ついには捕まってしまい､金属バットや鉄パイプで5分以上も殴り続けられたそうだ｡
殴られている間､彼は｢ごめんなさい｣｢助けてください｣と命乞いするも､男達は容赦せず死に至らしめた｡
男達は警察が来る前に車に乗り込み､逃げ去ったという｡

刃物や拳銃を使わず､"金属バット"を使用している点､警察が来る前に車で逃げている点などの特徴が一致している｡
警視庁は､六本木の事件と関東連合のメンバーが関わっている疑いが強いと睨んでいるようだ｡
一刻も早い事件解決が望まれる｡(石森)

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