医療系学生がサッカー･佐藤寿人の｢カルテ見た｣と投稿! 守秘義務違反で内定取消!

(01/21)

福祉専門学校に通う女子学生(20)が､J1サンフレッチェ広島に所属するプロサッカー選手･佐藤寿人(さとうひさと=30)の個人情報を盗み見たと問題になっている｡

問題になっているのは､トリニティカレッジ広島医療福祉専門学校に通う2年生の女子生徒の発言｡
研修先の広島市安佐南区内の病院で､佐藤選手のカルテを見たという｡

1月16日に更新されたツイッターで彼女は､
｢あ､そゆいえば今日暇だたけ佐藤寿人のカルテみてみた
住所とか電話番号とか...
さすがに携番ゎなかったけど
病院きたときゎサインもらおっと｣
と発言｡
カルテの記事内容には触れていないものの､"暇だから患者のカルテを見る"というのは医療関係者としては絶対にしてはいけないこと｡
まして世界中の人が閲覧可能な場所で一部始終を発言するなど論外だ｡
ツイートはすぐに騒ぎになり､一般学生が病院と学校に報告し発覚した｡

これを受けて､研修先の病院はホームページ上に､
｢このたび､当院医療事務の実習生が､患者様のカルテを閲覧し､その内容を不正に個人のTwitter(ツイッター)に書き込んでいたことが､平成25年1月16日夜に判明いたしました｡
患者様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたこと､深くお詫び申し上げます｡
このようなことは､医療機関及び医療従事者としてあるまじき行為であり､この事態を厳粛に受け止め､今後このようなことが繰り返されないよう､医院を挙げて再発防止を徹底してまいります｣
と謝罪コメントを掲載している｡

女子生徒については､
｢現在､当該実習生からは経緯を聴取し事実関係を調査中です｡
調査結果に基づき､法人規程に従い厳正なる処分を行います｣
と厳しい処分をする方針であることを明かした｡

また､トリニティカレッジ広島医療福祉専門学校は､
｢学校を挙げて再発防止に努め､信頼回復にむけて全力で努力していく｣
とコメント｡
女子生徒に関しては､
｢当該学生からは経緯を聴取し事実関係を調査しています｡
処分について､調査結果に基づき､学則に従い厳正なる処分を行います｣
とした｡

患者の個人情報を無断で公開するのは守秘義務違反に当たる｡
『中国新聞』によれば､女子生徒は4月に学校を卒業し､同病院に就職が内定していたが辞退したという｡
全く非のない所から騒動に発展してしまった佐藤選手は気の毒だったとしか言いようがない｡(石森)