AKB48生みの親・秋元康がAKB48の今後の展望を全て語った!
AKB48が誕生してから丸4年間が経過し、"国民的アイドル"という呼称が名実共に当て嵌まるまでに到達している、AKB48のメンバー達。
そのAKB48をスターダムに押し上げたのは、言うまでもなく、プロデューサーの秋元康だ。

過去には、おニャン子クラブをトップアイドルに育て上げた経歴を持つ秋元康が今、AKB48に対してどのような想いを持っているのか、産経ニュースのロングインタビューで大いに語っている。

まず、AKB48人気の秘訣については、「劇場から始まり、実際に行けば会えるようにしたことで、他のアイドルたちと差別化できた。ぼくはずっとラジオやテレビでやってきて分かりますが、アイドルは人気に火が付くと早いが、燃え尽きるのも早い。(一部略)これまではファンに刺さるコンテンツになるよう、足腰を鍛えた4年間でした。AKB48がネットアイドルであることも勝因でしょう。」

次に、おニャン子クラブAKB48の違いはどこにあるのか!?

「おニャン子クラブ素人だから面白かった。素人がプロになりかけて、終わった。メンバーが自分たちの人気に気付かず、あのまま素人だったら、人気は持続できたはずです。
AKB48素人に毛が生えたところから始まり、ダンスレッスンをコツコツとやり、番組やコンサートに出たりすることで、背丈もつく。そんな成長するさまを見られるのが、できるだけ成長を止めた素人のままでいいというおニャン子クラブと違います。」

10年程前には既にAKB48のようなアイドルグループの構想があったという秋元康。では、世間の人々の間で比較されがちなモーニング娘。の存在はどう考えているのか?

「あまり他人のものは関係ないし、見ないんです。それまでの過去のデータにも興味がない。それよりも、自分が面白いか、面白くないかで判断します。「こうやれば、あそこに勝つ」とかいうのはまったくない。
ただ、つんく♂はミュージシャンで、音楽的には当時の最先端を行っており、優れていてすごいと思っていました。彼は、アイドルはそんなに新しい音楽でなくてもいい、という考えを覆した。だから、あそこまで音楽が売れた。
でも、それに対してぼくが、というのはまるでないですね。」

本人曰く、アイドルの原石を見つけるのは苦手だが、磨き上げることには自信を持っているそう。
だから、秋元康が売れると思っていた子が売れなかったり、ノーマークだった子が売れることもあるという。
「やはりお客さまが目となり、磨く人になっているんだなと思います。」

では、現在のチーム編成(16人×3チーム)については、どのような構想があったのか!?

「思いつきなんです。当初は20人いたメンバーを1、2軍制にしようと考え、人気投票をやり、選抜メンバーを決めるとの方式を採ろうとしました。
でも、あまりに皆、一生懸命にレッスンをやっていたし、当初のメンバーだけで毎日公演をやろうとするのもさすがに無理と分かり、もう1チーム作ろうと募集をした。そのうち、3チームがそろった。だが、今度は年齢層が低くなってしまう。そこで、土曜日の夜にちょっとお姉さんのショーを見せるSDN(サタデーナイト)48を作ったんです。」

現在、研究生・姉妹ユニットを合わせると100人以上のメンバーがいるが、それでも人員は足りてないと話す秋元康
2009年はパリやニューヨークなど、海外での公演も行った。今後海外進出はさらに盛んになるのか!?

「いきなり世界というのは無理でしょう。確かにイタリアなど、海外からもAKB48のようなものをやりたいという話はくるけれど…。(一部略)AKB48はどこまでの範囲が海外でも受け入れられるフォーマットなのかははっきりしない。(一部略)スポンサーが現れ、たとえば米ニューヨークにぼくが劇場を作って、毎日16人のメンバーを集めて公演をやらせてくれるとなれば、当てる自信はあります。」

海外でも通用するポイントを秋元康はこう考えている。

「ニューヨークのウェブスター・ホールで昨年、公演したときに、観客の皆が『なんだ、これは』と驚いた。その『なんだ、これは』が実は大事なんです。これまでだと、納豆を米国で売ろうとすれば納豆にチーズを入れるとか、アメリカナイズしていた。でもAKB48はそんな納豆のまま。ぼくはメンバーの女の子の勢いがすごくて、チャーミングで見たことがないというだけで観客には十分だったと思うし、それが売り出すのにも一番いい。それをやり続ければ当たります。(一部略)AKB48とは何なのかというフォーマットが分からないところが勝機だと思っています。何だか分からないというのが、最大のコンテンツになる。」

さらに、AKB48が今後どのような方向に向かっていくのかも、秋元康は言及している。

「宝塚歌劇団のように、淡々と幅を広げていきたい。今は歌手や女優、タレントになりたい子たちがAKB48には集まっていますが、ぼくはその中から、作詞家や作曲家、漫画家、小説家が生まれたらいいと願っています。夢を持った子がこれからもAKB48に入ってきて、自分の夢をかなえてほしいと思っている。」
「ぼくの理想は全国の7大都市にAKB48のようなグループがあること。そんな夢のある場所の熱気に若い子たちに触れてもらえたらって思います。
夢があれば、何かができます。突然、「今からそちらのオーディションに行きたいんです」といった電話をかけてみたりと、夢の一歩を踏み出そうとする若い子たちがすぐにまたげるような、一番低い敷居を作ってあげられたらと思っています。」

しかし、それはまだまだ先の話だという。

「でもそれ以前に、今はAKB48人気が今以上に高まり、メンバー一人ひとりの夢がかなえばいいと考えています。今は、いつも1日で250人は入れる劇場に、毎日何人の応募があるのだろうかが気になります。その応募数が落ちない限りは、AKB48は存続すると思っています。」

最後に、2010年はどのような1年にしていきたいのか?

「できるだけメンバー全員にチャンスをあげたいです。マラソンと同じで、メディアで取り上げるのは先頭集団になりがちですが、その先頭集団が売れないと、AKB48は世の中に広がらない。
今は100人の大所帯ですが、AKB48がメジャーになるほど、先頭集団だけでは仕事をこなせません。最終ランナーまでなんとかしてあげたい。」

AKB48はメンバーの成長のプロセスが見られるシミュレーションゲームのようなところがあり、ファンの皆さんがプロデューサー。その一人一人が面白がってくれるサプライズを、いかに提供できるかを考えています。(一部略)ぼくはその時にベストだと判断し、面白いと思ったことを今後もやり続けていくだけです。」

AKB48の今後は、この男に懸っているといって良い。まずは2010年、グループの人気向上と個人個人の知名度アップを目標に一日一日全力で歩み続けていく。
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