尾木ママの娘は不良生徒! 悪事連発で教育評論家なのに学校から呼び出し!
子育てはいつの時代も親を悩ませる。明確な正解は無いに等しく、一人一人に合った教育を施すため、親は子供が一人前の大人へと成長するまで常に難解な試練に挑み苦悩し続けなければならない。
"失敗した"と気付いた時ではもう遅く取り返しの付かないケースもあり、常に緊張感と隣合わせとも言える。
「しっかりと熱心に子育てしたはずなのに、自分の想像とは外れた思わぬ方向へ行ってしまった」
そんな失敗談を抱える親御さんは日本全国に数多く存在するはず。
"教育評論家"の肩書きを名乗る教育のプロ、"尾木ママ"こと尾木直樹もその内の一人だ。
これまで100冊以上の教育本を出版、現在法政大学に勤める彼は、妻と二人の娘を持つ。
娘二人が幼かった時期は、彼がまだ中学・高校の教師として現場に立っていた頃。
教育者であるがゆえ失敗は許されないというプレッシャーと戦いながら、積み重ねた経験と理論を基に子育てへ励んでいった。
ところが、6月26日に放送されたTBS系『ホンネ日和』でゲスト出演した尾木直樹によると、彼も相当な子育てにおける失敗を経験してきた。
「大した事無い」と彼はあっさり流そうとしたが、次女は学校で消化器を廊下がぶちまけたり、ベランダで花火を打ち上げてしてうような、いわゆる不良生徒だった。
娘の問題行動が原因で、頻繁に尾木直樹自身が学校から呼び出しを喰らっていたそうだ。
また、多くの親が犯す間違いとして、どうしても初めての子である長男長女へは子育てにも力が入り、良い子症候群を例に挙げた。
尾木直樹の長女は、子供の頃からテレビを殆ど見ず、チョコレートを全く食べない子であった。
その娘が20歳ぐらいになると、明け方までテレビ番組を見続けチョコレート一袋丸々完食してしまう姿を彼は目の当たりにする。
理由を問い詰めると、長女はテレビを見ずにチョコレートを食べないでいると親が喜ぶと思い、ずっと我慢していたと答えた。
親の前で"良い子"を演じようと知らぬうちに無理をさせていた、まさに「良い子症候群」の典型例であったのだ。
子育ての事例を何千何万と見てきた"教育評論家"でさえ、思うようにいかない子育て。
最後に彼は一つ、これから子育てに挑む親御さんに「テクニックではなく愛情」が大切だと説いた。
尾木直樹に代表される評論家が掲げる理論と家庭独自のルールをバランス良く保って、なにより真摯に子どもと向きあって接することが大事なのかもしれない。
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