JIN-仁-第1話あらすじ完全版

JIN-仁-

[第1話]

10/11放送

脳外科医の仁（大沢たかお）は、同じ医師である恋人の未来（中谷美紀）の手術を担当。
だが、彼女は植物状態になってしまい、以来難しい手術は避けるようになっていた。

そんなある日、仁は救急で運ばれてきた身元不明の男の手術をした。
その患者の脳には胎児が発見され、仁はそれを取り出して保存する。
やがて、患者が胎児の入った瓶を持って、病室から抜け出した。
患者を見つけて、追いかけた仁は階段から落ちて気を失ってしまう。

仁が目を覚ますと林の中で、ちょんまげ姿の武士が斬り合いをしていた。
時代劇の撮影かと思った仁だが、飛び散った血は本物。
彼は江戸時代にタイムスリップしてしまったのだ。
そばには逃げた患者が持っていこうとした薬品箱も落ちていた。

仁は侍に斬りかかられるが、そこを恭太郎（小出恵介）が助ける。
だが、そのおかげで恭太郎が頭に大きな傷を負ってしまった。
仁は緊急手術を要すると気づき、駆けつけた見回りとともに彼を自宅へ運ぶ。

恭太郎の母の栄（麻生祐未）や妹の咲（綾瀬はるか）が驚く中、仁は手術をすると言う。
だが、手元にあるのは林で見つけた薬品箱だけ。
仁は咲にノミやカナヅチを熱湯消毒して持ってくるようにと告げた。

咲は驚き、短刀で仁に斬りかかろうとする。
彼女は夫を病気で亡くして以来、医者のことを信用しなくなっていたのだ。
仁は必ず恭太郎の命を救うと言って、寄せ集めの道具で何とか手術を始めた。

手術は無事に成功。
咲はお礼に駕籠代を出すから、自宅を教えてくれと言うが、仁は記憶を失ったとごまかす。

町に出た仁はそこが江戸時代であることを改めて認識。
土手に行き、ここから川に落ちれば現代に戻れるだろうかと覗き込んでいたところを土佐弁の男（内野聖陽）に止められる。
その男こそ、実は坂本龍馬だった。

一方、枝豆売りの少年・喜市（伊澤柾樹）が馬に蹴られそうになり、かばった母親が大怪我をした。
そこに出くわした仁は龍馬の協力も得て、母親を手術できる場所へと運ぶ。
治療代など払えないと言う母親だったが、仁は枝豆でいいと告げた。

仁は龍馬に咲の家にある薬品や道具を持ってきてくれと頼んだ。
龍馬から話を聞いた咲は自ら荷物を持って、仁のもとへ。
途中で大名行列に遭遇してしまい、通行を待たされるハメに。
龍馬は産婆だと言えば通してもらえると言い、咲は言う通りにした。

無事に道具は仁のもとに届けられるが、麻酔薬が入っていなかった。
忍耐には自信があるという母親に、仁は麻酔なしで手術を決行。
母親が激痛に苦しむのを見た喜市はちちんぷいぷいとつぶやき始める。
その言葉が麻酔代わりになり、手術は無事に成功した。
仁は今までの自分は技術などでなく、道具に助けられていたのだと悟る。

仁の評判は町中に広まり、それは花魁の野風（中谷美紀）の耳にも届いた。
そんな中、江戸の町ではコロリ（コレラ）という疫病が流行し始める。

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