鍵のかかった部屋第1話あらすじ完全版

鍵のかかった部屋

[第1話]

04/16放送

新しい事務所で働くことになった純子（戸田恵梨香）は初出勤するなり、芹沢（佐藤浩市）から仕事を命じられる。
ひとりでクライアントのもとへ行って話を聞き、報告しろというのだ。

クライアントの円山（浜田晃）や司法書士の日下部（堀部圭亮）に会うと、会社の社長の死に不審な点があるという。
社長は親族でもある専務の誠一（風間杜夫）に会社を相続させる公正証書を作成していた。
だが、誠一の横領が発覚し、公正証書を書き換えることに。
にもかかわらず、残されていた遺書には、誠一が会社を相続すると書かれていたという。

社長の死んだ部屋は密室で、警察は事故として処理。
だが、納得のいかない円山たちは芹沢に調査を頼みたいというのだ。

純子から報告を受けた芹沢は、そんな金にならないことはやらないと言う。
そして、別件で銀行の資産査定のため、頭取の小高（名高達男）とともに金庫に入った。
だが、外にいた純子が誤ってボタンを押してしまい、金庫の扉が閉まってしまう。

金庫は次の営業開始まで開かないシステムで、しかもその日は金曜日で月曜まで開かない。
緊急用のダイヤルで解錠することはできるが、その番号を知っているのは中の小高だけだった。

すると、そこにセキュリティ会社の榎本（大野智）が現れる。
絶対に開かないと言われるが、彼はあっという間に解錠してみせた。

金庫から出てきた芹沢に、純子は円山の件を再度報告。
芹沢は警察が自己と判断した物をどう覆すのだと却下する。
密室の謎を解けばいいと言った純子は、榎本に相談。
彼もそれを引き受けた。

純子は榎本を連れて、社長が亡くなったという山荘へ。
状況は明らかに自殺だったが、榎本は部屋を隅々まで調べる。

ある日、純子は榎本に呼び出され、彼の会社へ向かった。
榎本は１度見ただけで、山荘の部屋の模型を作り上げていた。

翌日、純子が山荘に行くと、既に榎本来ていた。
その時、窓の外に少年の姿を見かける。
彼は事件当日、部屋の中に白髪の男性がいるのを目撃したと証言した。
日下部に聞くと、誠一は白髪らしい。

純子は少年を社長の葬儀に連れていき、誠一の顔を確認させる。
だが、少年が見たのは社長自身のようだった。

さらに翌日、純子や榎本は誠一が山荘に行ったと聞いて、向かう。
そこで、榎本は密室の謎について語り始めた。

死体が発見された時、社長の口にはウジが沸いていた。
部屋は密閉されてウジを産むハエはいなく、社長の死後に窓が開けられたと考えられる。

犯人はガンで苦しみ出した社長に、致死量のモルヒネの注射を打って殺害した。
いったん部屋を出た犯人は12時間後に再び山荘へ。
その時に窓を開けて、ハエが侵入したらしい。

犯人は死後硬直した死体をドアに立てかけて、部屋を出た。
やがて、死後硬直が緩み、死体は座り込んだ形に。これで密室の完成だった。

誠一が憶測に過ぎないと反論するが、榎本はドアにDNAの痕跡が付着しているはずだと言う。
すると、榎本は誠一が犯人だなどとは言っていないと告げた。
自分は密室の謎を解いただけで、犯人が誰かなどに興味はないというのだ。

笑みを浮かべる誠一に芹沢が迫った。
遺言書には、かつて会社が破綻した時に誠一が2000万円の借金をして救ったことが書かれていた。
だが、そのことを知っているのは誠一だけ。
そんな遺言状を書けるのは誠一しかいないというのだった。

事件は無事に解決。芹沢と純子はクライアントに報告した。

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