鹿男あをによし
[第7話]
小川孝信(玉木宏)はイト(多部未華子)に剣道の試合で勝ったら、願いをひとつ叶えてやるといった。すると、イトは「学校をやめさせてください」と、小川に願うのだ。小川は「それは無理だ」というが、堀田はあきらめない。しかし、しばらくすると、堀田は表情を和らげ、「元気になったから」と言い残し帰っていく。02/28放送
ところが、翌日も堀田は学校を欠席するのだ。自宅に連絡を入れると、昨夜も帰宅していないといわれる。
そんなとき、京都女学館の長岡美栄(柴本幸)が教頭のリチャード(児玉清)を訪ねてやってくる。教頭室で2人が話していると、リチャードが小川を呼ぶ。美栄の話だと、昨晩、イトが見栄をたずねて来たというのだ。イトは思い詰めた様子だったが、何も語らずに帰ってしまったと言うのだ。
必死でイトを探しだすが、相変わらず家には帰らないという。そこで、小川たちの下宿先にしばらく泊まることになる…。
ほどなく、町のサウナで発見されたイトだったが、家に帰りたがらないことから、結局、藤原の部屋に泊まることになる。下宿先でも堀田は何も語らないが、落ち着いた様子のイトを見て、小川も少し安堵する。
学校に通うようになったイトに、美術の時間、福原先生(佐々木蔵之介)は「足りないところは、ほかの人に助けてもらうこと、協力しあうことが大切だ」と、肩をポンとたたかれる。イトは、心にあったわだかまりが解けていくのを感じた。
イトは小川のことを知りたがっているようで、何気ない様子で、藤原に小川のことをいろいろと聞くのだった。
小川たちの下宿先の風呂にイトが入ろうとしたとき小川が、「お前が辞める必要はない。きっと、知らない間に俺がお前を傷つけたんだろう。俺が辞めるからお前は学校へ通え」とイトに謝る。イトを傷つけているのは自分なのだと小川は勘違いしたのだ。
翌朝、小川がいつものように早めに学校へ出かけると、イトが後ろから走ってきて小川に声をかける。
「先生!学校を辞めないでください!」
イトに手を引かれて、学校の大きな鏡の前に並んだ小川とイト…鏡の中には、鹿の顔が2つある。なんと、イトは鹿の遣い番だったのだ。誰もいない道場で、イトは小川に今までの経緯を話し、一緒に協力して「目」を探すことを決める。
学校から帰った下宿先では、小川とイトと藤原がいた。小川は「イトが鹿の遣い番だ」と藤原に説明し、藤原にも「目」の在り処を探す協力をしてもらうことになる。3人で、今までの出来事を整理しながら話し合っていると、小川は「ネズミの遣い番」が誰なのか、わかってしまう。
奈良女学館の教頭「リチャード」――彼しか、ネズミの遣い番は考えられないと…。
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キャスト
小川孝信 / 玉木 宏(タまき・ひろし)大学の研究所に勤めるが同僚とのトラブルで女子高の教師となる。ほぼ同時に恋人にも振られる。
不幸が続くもので少々神経質気味になる。
人間の言葉を喋る鹿に使命を言い渡され、困惑する。
宇宙人のような同僚・藤原道子(綾瀬はるか)と、孝信に反抗的な生徒・イトに悩ませながらも、シカの使命を全うするため奮闘する!?
藤原道子 / 綾瀬はるか(あやせはるか)
新米教師。担当は歴史なだけに歴史が絡んだウンチクはスゴイ!!
マイペースで面倒見のいい女性だけど、マイペース過ぎて彼女の話にはなかなかついていけない。
いつも周囲を困惑させている。
孝信(玉木宏)を面倒を見ているつもりなのだが、どうも孝信はそう思っていない様子だ…。
でも、カワイイ♪
堀田イト / 多部未華子(たべみかこ)
小治田史明 / 児玉清(こだまきよし)
福原重久 / 佐々木蔵之介(ささきくらのすけ)
鼠(声) / 戸田恵子(とだけいこ)
鹿(声) / 山寺宏一(やまでらこういち)
溝口昭夫 / 篠井英介(ささいえいすけ)
大津守 / 田山涼成(たやまりょうせい)
佐倉雅代 / 藤井美菜(ふじいみな)
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