任侠ヘルパー第10話あらすじ完全版

任侠ヘルパー

[第10話]

09/10放送

翼彦一（草なぎ剛）たちが闘う写真は「タイヨウ」だけでなく「ハートフルバード」にも送ら、「タイヨウ」には「ハートフルバード」から「フランチャイズ契約を解除する」と連絡が入った。園崎（大杉漣）ほか、ヘルパーたちは困惑する。

その頃、彦一は涼太（加藤清史郎）と一緒に晶（夏川結衣）のマンションにいた。
リコ（黒木メイサ）連絡を受けて帰宅しようとすると、その時、涼太が彦一を引きとめた。母の様子がおかしいことに気づいたのだ。
彦一がシャワールームに駆けつけると、晶は服を着たまま手首を切り自殺を図っていた。シャワーに打たれてびしょ濡れになった彼女の手首からは、真っ赤な血が流れている…。

病院に搬送された晶は一命を取り留める。

退院した晶は、園崎（大杉漣）の好意によって、「タイヨウ」で涼太と一緒に生活できることとなった。さらに「タイヨウ」を出ていく決意をした彦一たちに「新しいヘルパーが来るまでいてほしい」とお願いする。
しかし、一緒に働く晴菜（仲里衣紗）たちヘルパーや利用者たちは、任侠ヘルパーたちを恐怖と嫌悪の目で見るようになり、避けるようになった。
やがて多くのヘルパーが辞めていく…。

零次（山本裕典）は源助（松平健）から事態の収拾を図るように頼まれ、指示通り行動するが、既に情報がマスコミに伝わってしまい、手遅れ状態になってしまう。

「ハートフルバード」を晶から奪い、新社長の座に座った長谷川（相島一之）は、厚生労働省を訪ね、藤堂（陣内孝則）に社長就任の報告と挨拶していた。
藤堂は長谷川に「社内のクーデターの噂」「晶の退陣についての不信感」を露にした。そして「タイヨウ」のフランチャイズを打ち切った理由を教えてほしいと言う…。

「タイヨウ」に入所した晶の認知症は急速に進行し、突然、分からなくなり、暴れたりするようになっていた。
ある夜、晶は突然起きると涼太の手を強く引いて「おうちに帰るわよ！」と施設を出ようとした。涼太が引き止めると、晶は涼太を突き飛ばしてしまう。

翌朝、涼太の頭にこぶができていることに気づいた晶は、痴呆症の進行を自覚し、彦一に頼み事をする。それは、別れた夫と会うために、一緒について来てほしいというものだった。

喫茶店で、晶は元夫・藤堂に会った。藤堂は晶の病状を知っていた。
藤堂は「涼太のことを妻に話すよ」と、優しく晶に話した。今、藤堂は別の女性と家庭を持っているのだ。
帰り際、藤堂は彦一に「早く、施設から離れるように」と忠告する。

その頃、マスコミ各社が「タイヨウ」に押しかけていた。園崎たちは、マスコミや苦情の電話への対応に必死だ。
その様子を見ていた六車雅人（夕輝壽太）は「自分たちがいても施設のマイナスにしかならない」と言い残し、「タイヨウ」を出ていってしまう。

彦一が一人で煙草を吸っていると、リコがやってくる。リコは彦一を押し倒すと、彦一が想っているのは晶のことではないのかと問い、「自分はいつまで待てばいいんだ」とまくしたてた。そして「極道ならどちらかに決めろ！」と吐き捨てると、そのまま部屋を出て行った。

それからしばらくして、非常ベルが鳴り響いた。彦一たちが廊下に出ると、既に煙が充満している。家事だ！

当番の晴菜と五郎が施設利用者を外へ誘導していた。彦一らも加わり、利用者全員を外へ避難させる。人数を確認していた晴菜が晶がいないことに気づくと、彦一は施設内に駆け込み、火の海となった施設内から晶を救い出した。

施設の外には、マスコミや周囲の住民などが大勢集まっていた。そして「ヤクザがいる施設なんか、潰してしまえ」と大声で口々に叫んだ。
見ていた晴菜は、人垣の前に走ると、「彼らはヘルパーなんです」と、必死に反論するが、誰も耳を貸そうとしなかった。
それを見ていた彦一は「極道なめんじゃねぇ！」と一喝する。「自分たちはここから出ていくから騒ぐな」と大声で叫んだ。

そこへ一台の車が…。県庁保健指導課の職員を名乗る男は、「タイヨウ」に認可の取り消しと業務停止命令を宣告した。

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