TBSがテレ東に視聴率で負けた! 元凶はウッチャンナンチャンと"みのさん"!
2009年4月期より、19時代を報道番組に切り替え、"報道のTBS"復権を目指したものの僅か1年で撃沈。2010年4月期より長寿番組『東京フレンドパーク?U』を元の月曜19時に戻すなど、過去に逆戻りしてしまいながら今なお視聴率に苦しんでいるTBS。
TBSのゴールデンタイムの平均視聴率は、フジテレビ・日本テレビ・テレビ朝日に続き民放第4位が指定席となり、"振り返ればテレビ東京"という屈辱的な言われ様だったが、なんと民放最下位が現実に起こりえてしまったから大変だ。
5月13日のゴールデンタイム(19時〜22時)に放送されたTBSとテレビ東京の番組を比べてみると、
●TBS:『スパモク!!』6.8%、『ウンナンのラフな感じで』5.2%。平均6.3%
●テレ東:『ポケットモンスターDP』5.0%、??%8ENARUTO疾風伝』4.5%、『空から日本を見てみよう』7.2%、『和風総本家』7.4%。平均6.4%。
僅か0.1%とはいえ、10・20年前なら到底考えられなかった事態。
しかも、今回が初ではなく、遡ること一週間、5月6日木曜日も、同じくゴールデンタイムの平均視聴率でテレ東に劣っていたのだ。
『スパモク!!』『ウンナンのラフな感じで』共に2010年4月期よりスタートした新番組で、『スパモク!!』は2008年から2009年の約1年間放送されていた特番枠『バラエティーニュース キミハ・ブレイク』を彷彿とさせる構成で、毎週新企画を実施しているがパッとしない。
一方、『ウンナンのラフな感じで』は、長年ウッチャンナンチャンと付き合ってきたTBSが自信を持ってスタートした新番組だったが、視聴率は低迷。
5月13日放送分では、同時間帯裏番組『和風総本家』に惨敗。後が無い状況だ。
そして、『ウンナンのラフな感じで』を語る上では、もう一つ切ないエピソードが存在する。
同番組のプロデューサーの一人が"御法川隼斗"という人物で、"御法川"と言ってまず思い浮かぶのは"みのもんた"こと御法川法男。
御法川隼人はみのもんたの長男で、2002年にTBSに入社。営業局配属となり、2009年編成制作局に異動、2010年春に現職・プロデューサーに就いたばかりだという。
父親・みのもんたが司会を務める『秘密のケンミンSHOW』も『ウンナンのラフな感じで』の裏番組で、視聴率は10%代半ばと好調を維持している。
奇しくも、親子で視聴率競争を繰り広げる形になってしまっているのである。
いくら血は繋がっているとしても、新米プロデューサーでは業界歴40年、"一週間で最も長時間テレビの生番組に出演する司会者"としてギネス記録にもその名が刻まれているオヤジにはまだまだ足元にも及ばないということか。
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