やしきたかじん、爆弾トークネタの仕入れは大阪のホステスから!?
関西テレビ界のドンとして関西圏の視聴者から愛されている、タレント・歌手のやしきたかじん。東京の番組には意図的に出演しないため、全国的な知名度は高くないが、関西では圧倒的な支持を誇る。
その魅力は、なんといっても全国ネットでは絶対OA出来ないであろう過激トーク。
といっても、ただ暴言を吐くのではなく、日々各局のテレビ番組を実際に見てテレビ界・芸能界の動向を分析した上での発言であり、非常に的確であるが故に関西ローカル番組で人気を集めているのだ。
現在のレギュラー番組は読売テレビ系『たかじんのそこまで言って委員会』、関西テレビ系『たかじん胸いっぱい』の2本で、いずれも高視聴率。
放送が終了した番組でも『たかじんONE MAN』『たかじんnoばぁ〜』『ムハハnoたかじん』など多数の冠番組を持っていた。
そんなやしきたかじんは、これまでに数々の伝説を残してきている。
やしきたかじんをよく知らない人の為に、何故此れ程までに支持されていながら東京の番組に出演しないのかを説明すると、決定的な原因は1992年に起こった。
当時放送されていたテレビ朝日系『M10』という料理番組で、レギュラーを務めていたやしきたかじんが、調味料・味の素が本番で用意されていないことに激怒した。
リハーサル時にはキチンと用意されていたが、本番時にはそれが無くなっていた。
同じくレギュラーだったトミーズ雅が、「味の素を入れといたにしよう」と静止しようとしたが逆効果。
番組スタッフや服部栄養専門学校生徒(料理の助手)に暴力を振り回し、生放送ながら途中で帰ってしまったのだ。
これが俗に言う「味の素事件」であり、東京のキー局・東京MXとは絶縁状態となり、ホームタウンである関西地区以外では目にする機会が激減してしまうこととなった。
主戦場・関西ローカル番組でも語り継がれるエピソードは数多くあるが、芸能界の大先輩・立川談志に灰皿を投げつけ「気に入らんかったら帰れ」とスタジオから追い出したり、共演NGのブラックリストを公表したりと、まさに"親分"的存在である。
仕事でも色んな意味で豪快なやしきたかじん、しかし夜のプライベートでもその豪快さは変わらない。
収録後には、大阪・北新地の高級クラブをハシゴし一晩で軽く200万円くらいは飲むとされ、番組中で"ピー音"が被せられる激ヤバエピソードは、ホステス達から仕入れていると言われている。
過激な発言が売りであるが故に恐らく今後も全国ネットの番組に出演することはほぼ無いと思われるやしきたかじん。
嫌いな人物に対してはどこまでもぶった斬るが、一方で気に入った者は自身の番組に呼んだりと親交を大切にする一面もあり、憎むに憎めないといったところか。
かといって、やしきたかじんから"ピー音"を取ってしまったら関西ローカル番組でさえも出演出来なくなってしまうのかもしれない。
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